【トリ物語】一瞬で激変した日(1)
一瞬で激変した日
約20年前の8月暑い日でした
友人と旅行へ行った帰り
赤信号で停車していたところを
突然ワゴン車が追突してきました
その一瞬の衝撃で
人生が一変したのです
救急車で病院へ運ばれ
検査をしたものの
私の診断は頸椎捻挫で入院出来ず
自宅へ帰ることになりました
タクシーの中では
既に身体を起こしていられず
後部座席で横たわる状態
身体全体に力が入らないような
異様な感覚と
頭から背部や上肢の痛み。
「暫くは動けなくなりそう」と
体感覚的にわかりました
めまいや吐き気など、身体の異変が次々と起こり
食事も起き上がれない状態になり
入院生活が始まります
ところがどんな検査をしても
原因がわからず
医師も首を傾げるばかりでした
症状を訴えても
誰にもこのつらさを理解してもらえない
なぜ自分の身体がこんなにも動かないのか分からず
深い孤独に包まれていきました
仕事に戻ろうにも
長く立っていられない
寝たきりに近い日々が続く中で
社会復帰できずに
いくつも病院を回りました
いわゆる“ドクターショッピング”です
でも、どの医師も首をかしげるばかり
検査で異常が出ないため
「気のせい」「うつ状態かも」
と言われたこともありました
その言葉に傷つき
心がどんどんすり減っていきました
1年くらいかかり
知人を通して
髄液が漏れる病気かもと知った時は
最初は懐疑的な気持ちもありましたが
患者さんの体験の症状を聞いて
私も同じだ!!と確信しました
ところが当時は
脳脊髄液減少症の検査・治療を
おこなってくれる医師は
全国に数人だけ。
医療従事者の間でも理解は進んでおらず
懐疑的な批判をする医師もおりました
診察待ちに何ヶ月もかかる状態でしたが
ようやく診断名がついたことで
「自分の身体を信じていいんだ」と
思えるようになったのです
そして1回目のブラッドパッチという
治療を行ったところ
雲の上を歩いているような
フワフワした足の状態から
しっかりと足底に力が入って
地に足がついている感覚を
取り戻せました
この時は、腰椎部からの髄液の漏れが
多かったようです
身体を起こしても
腰が座るというか
少し長く起きていられるようになりました
身体が起こせて
自由に歩けるということが
こんなにも嬉しく有り難いことだったと
涙が出そうでした
あの時の感謝の気持ちは
忘れないでいたいと思います
あたり前のように出来ることでも
当たり前なことはない!!
これは、今でも日々感じております
最後まで読んでくださった方がおりましたら
感謝いたします
ありがとうございます!!
(続きは明日です)

