【朝凪彩月】三十三回忌という節目 ― 思い出を、そっと手放す日
今日は、父の三十三回忌の法要でした。
父が亡くなってから、三十二年が経ったことになります。
時が経つのは本当に早いもので、
気がつけば、私は父が亡くなった当時の年齢を越していました。
父の法事のたびに、我が家に来てくださるお坊さんのことを、
名古屋では親しみを込めて「オッ様」と呼びます。
これは名古屋周辺の方言で、
敬意と距離の近さが合わさった、やわらかな呼び方なのだそうです。
今日もオッ様は、お経をあげてくださる前に、
少しお話をしてくださいました。
三十三回忌の「世代」の「世」の字は、
縦三本、横三本の線でできていること。
三十三回忌とは、亡くなってから三十二年目にあたり、
仏教では、この三十三回忌をもって
個人としての弔いを終え、先祖(祖霊)に帰る
という意味があることを教えてくださいました。
地域や宗派によって違いはあるものの、
最後の法要として大切に営む家も多いそうです。
感覚としては、
「悲しみの区切り」というよりも、
感謝と見送りの節目。
三十三回忌は、
忘れるための法要ではなく、
「個人として思い出す」形を、そっと手放す日なのだと。
オッ様が帰られたあと、
家族で昔話に花が咲きました。
懐かしい話をしながら父のことを思い出し、
私たちがこうして今ここにいることも、
父のおかげだね、と語り合う時間。
とても穏やかで、あたたかな一日でした。
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