【朝凪彩月】見た目、普通のおじさんな霊媒師の話
👻 霊媒師とは特殊能力なのか?
私は昔、何度か金縛りにあったことはあるのですが、幸いなことに幽霊を見たことはありません。
見たことはないけれど、いないとは思っていないし、どちらかと言えばいるんじゃないかな、とは思っています。
もし、私に幽霊が見える特殊能力があったなら、怖くて普通に生活ができないだろうな、と想像します。
でも、世の中には霊媒師という人がいます。見えるどころか、話したりすることもできるというのです。それは一つの特殊能力と言っていいのかもしれません。
特殊能力だと思われているからこそ、多くの人は霊媒師という人に相談をするのかもしれません。
私は霊媒師という人を否定はしていませんし、そういうこともあるかもしれないな、とは思っています。
🏡 20年前に来た「普通のおじさん」
20年ほど前のことです。
当時、母が「知り合いが霊媒師さんに相談して、すごく良いアドバイスをもらったらしいから、うちも一度観てもらいたい」と言い出しました。
その知り合いの紹介で、自称霊媒師という男性が、私の実家にやってきたのです。
玄関に現れたのは、50代くらいの男性。霊媒師と聞いて想像していた、厳かな雰囲気とはかけ離れた、特に変わった風貌でもない、ごく普通のおじさんでした。
霊媒師と聞いていたので、てっきり念仏でも唱えたり、特別な儀式をするのかと思って見ていましたが、男性はただ何かをノートに書きつけ、淡々と話し始めたのです。
当時の私は、少し興味はあったものの、「母が個人的に聞きたいことがあるのだろう」くらいに思い、会話の内容はほとんど耳に入っていませんでした。
⚡ 突然の「脅し」
私は当時、結婚して家族三人で暮らしており、母とは住んでいませんでしたが、その「鑑定」は、急に私を巻き込む形になりました。
彼は、母に向かってこう言い放ったのです。
「お母さん、娘さん(私)の家族と、この家で一緒に暮らした方がいい。そうしないと、お母さん、大病して大変になるよ」
特になんの説明も根拠もなく、ただそれだけを言われたら誰だって驚きます。
この時ばかりは、私も驚愕しました。
「えっ、それはどういう事ですか!?」と、思わず身を乗り出して聞き返しました。急に話が私の家族をも巻き込んだ、ショッキングな内容になってしまったのです。
もしかして、この先の母を心配して私に母の面倒を見てほしいと、ご先祖様が出てきてそう言っているのか、
その当時は霊感もなければ、占い師でもなかった私にはわかるはずもありません。
💡 占い師としての誓い
今思えば、あのアドバイスは、本当に「ご先祖様のお告げ」だったのか、単なる「脅し」だったのか、真相はわかりません。
ちなみに、あれから20年以上経ちましたが、現在85歳になる母は、幸いなことに大病をすることなく、長男である弟と元気に暮らしています。
もしかしたら、あれは霊視ではなく、四柱推命か何かの占いだったのかもしれません。
もし、何も見えていなかったとしたら、何を目的として、家族の生活を脅かすような発言をしたのか…。
知り合いでも親戚でもない赤の他人に、目的などあるはずもないのですが..
20年経った今でも、謎は深まるばかりです。
ただ、一つ言えることがあります。
霊媒師であれ、私のような占い師であれ、人を不安にさせたり、怖がらせたりするような鑑定は、絶対にしてはいけないということです。
私は、鑑定結果は未来を決定するものではなく、警告や可能性を示すものだと捉えています。
だからこそ、その結果がどんなものであれ、相談者様の心の支えとなり、決断を尊重するという責任を常に意識しなければなりません。
この問いは、私が占い師であり続ける限り、一生考え続けるテーマです。

