【白須雲丹】不倫は誰のための愛なのか 苦しみが教えてくれる本当の問い
木曜日は愛のテーマです
きょうは、誰にも言えない
「不倫の愛」についてお話しします
好きになってはいけない人を
好きになってしまうことがあります
理屈では止められない
会えば嬉しい、離れれば苦しい
その繰り返しの中で
心だけがすり減っていくのです
なぜ苦しいのか
なぜ、こんなにも苦しいのでしょうか
それは、愛しているはずなのに
“自分が報われていない”ことを
どこかで理解しているからです
不倫という関係は
愛しても愛しても
未来が約束されません
誰かの優先順位になれないまま
名前のない関係を続けることになるのです
その愛は誰のため?
もしこの問いに
ひとつでも「わからない」と思ったなら
それはもう、愛ではなく
“自分を見失う危険信号”です
覚えていてください
あなたが求めているのは
彼ではなく
「愛されているという確信」
なのかもしれません
愛のかたちを見つめ直す
不倫が苦しいのは
いつも足りないからです
彼の言葉を信じたいのに
証拠がない
未来を信じたいのに
予定がない
それでも別れられないのは
「彼を失えば、私は空っぽになる」
そう恐れているからです
けれど、本当は逆です
その関係の中で
あなたの“自分”こそが
少しずつ消えているのです
結びのメッセージ
あなたが愛しているのは
彼ではなく
“愛されたいあなた”かもしれない
その渇きを埋めるために
苦しい恋を続けていないか
どうか、一度だけ
自分に問いかけてください
愛は、誰かを失う恐怖ではなく
自分を取り戻す喜びであるべきです
その涙はあなたにこう伝えています
「このままでは、私は幸せになれない」
いま、ゆっくりでいい
“彼のための愛”ではなく
“自分を守る愛”を選ぶ準備を
始めてください

