【真巳華】ミニマリストとグリーフケアの意外な関係
魂の整理術占術師・真巳華(まみか)です。
ミニマリストは
「物を減らすこと」
グリーフケアは
「大切な人を亡くした後の心のケア」
一見すると、まったく関係がなさそうですよね。
でもこの二つには意外な共通点があると思うんです。
それは
なくなったものと
どう付き合っていくかということ。
グリーフという言葉を聞いたことがありますか。
簡単に言えば
大切な人やペット
仕事、
住み慣れた場所、
健康など、
自分にとって大切だったものを失ったときに感じる
悲しみや喪失感、心の変化のこと。
グリーフケアとは
その悲しみを早く取り除くのではなくて
その人なりのペースで喪失と向き合いながら
その後の人生を歩いていく支えなんです。
いつまでも引きずってちゃダメとか
時間が解決してくれるよということば。
悪気はないし、むしろ励ましたい。
でも、悲しんでいる人からすると
時間が解決するっていつのこと?
って言いたくなるんです。
大切な人を亡くしたからといって
その人を忘れる必要はありません。
忘れられないから悲しいのではなくて
大切だったから悲しい。
そう考えると
悲しみの見え方が少し変わります。
ミニマリストというと
いらないものは捨てる
というイメージがありますが
本当のミニマリズムは
何でも捨てることではなくて
自分にとって大切なものを選ぶこと。
心も同じではないでしょうか。
悲しいから
この気持ちを早く捨ててしまおうなんて思わなくていい。
後悔しているから
もう考えないようにしようと無理しなくてもいい。
会いたいから写真を見る。
声を思い出す。
思い出話をする。
時には泣く。
そしていつか想い出に変わる日が来る。
それでいいんです。
葬祭の仕事に長く携わってきましたから
たくさんのお別れに立ち会いました。
感じるのは
人は亡くなった人を忘れることで前に進むのではなくて
その人との関係を自分の中で新しい形に変えながら
生きていくということ。
生きている間は肌で感じられる。話も出来る。
でも、亡くなった後はそれができない。
だから、
もう話せない
もう触れられないという現実を少しずつ受け入れながら
こんなところが好きだったな
こんな時に何と言うかなって
心の中で関係を続けていく。
これも一つの整理なんだと思うんです。
整理はきれいに片付けて
何も残さないことではありませんから。
必要なものを必要な場所に置くこと。
心の整理も
悲しみをなくすことではなくて
悲しみがある自分とどう付き合っていくかです。
他人の悲しみを見ると早く元気になってほしいと思います。
でも、その「早く」が時に相手を苦しめます。
悲しみに締切はありません。
少しずつ日常を取り戻していくことは大切ですから
食べる、眠る。
誰かと話す。
それも回復の一部です。
でも
笑ったから悲しみが消えたわけではない。
元気に見えるからもう大丈夫とは限らない。
悲しみと笑顔。
寂しさと感謝。
後悔と愛情。
いろいろな感情が同居していていいですよね。
大切な人との死別だけではなくて
離婚。
子どもの独立。
病気による身体の変化。
引っ越し。
ペットとの別れ。
夢を諦めたとき。
今までの自分の役割が終わるような出来事にも
人は喪失を感じるんです。
だからグリーフケアは
死別した人だけの特別なケアではなくて
人生で何かを失ったときに
自分の心の今を見つめるためでもあるんです。
人生にはどうしてもなくなるものがありますから。
大切だったものは大切だったままでいい。
悲しみは悲しみのままでいい。
それを抱えたままで
誰かと笑う。
仕事をする。
新しい場所へ行く。
小さな楽しみを見つける。
そうやって少しずつ
悲しい自分だけではない自分を取り戻していくんです。
これも、心の整理。
ミニマリストは「捨てること」が目的ではない。
グリーフケアも「忘れること」が目的ではない。
どちらも自分にとって大切なものをどう残していくか
を考えることなのかもしれませんね。
物は手放してもいい。
人との距離も変えていい。
お金の使い方も変えていい。
思考も整理していい。
でも、愛した記憶まで無理に捨てなくていい。
人生の中には
最後まで持っていていいものがある。
それが誰かを愛した記憶だったり
一緒に過ごした時間だったり
その人から受け取った言葉だったり。
片付けるものだけではなくて
大切に抱えていくものもあっていいはずです。
真巳華
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