【桃季弥生】「気にしすぎだよ」が効かない子に、親ができること
「今日、先生ちょっと怒ってた気がする」
「友達の返事がいつもと違った」
「さっきの言い方、嫌われたのかな……」
大人からすると、
「そんなに気にしなくても大丈夫だよ」
と言いたくなるようなことでも、
深く受け取ってしまう子がいます。
相手の表情
声のトーン
返事の仕方
ちょっとした言葉遣い
周りの人が気づかないような
小さな変化まで感じ取って
不安になってしまう。
そんな子を見ていると、親としては
「もっと気にしない性格だったら、本人も楽なのにな」
と思うこともあるかもしれません。
でも、私はまず、
気にしすぎない子に変えようとしなくてもいい
と思っています。
人の変化に敏感な子は
不安を感じやすい反面
「今日、お母さん疲れてる?」
「○○ちゃん、元気なさそうだった」
と、人の気持ちの変化にもよく気づきます。
誰かが困っていたら察する。
その場の空気を読む。
相手の気持ちを考える。
本人にとって生きづらさにつながることもあるけれど
それは同時に、その子が持っている感じ取る力でもあります。
だから、
「そんなこと気にしなくていいよ」
「考えすぎ!」
と、その感覚そのものを否定するより、
まずは
「そう感じたんだね」
と受け止めてあげる。
それだけでも、子どもは少し安心できることがあります。
ただし、子どもが感じたことを全部
「そうだね、きっと嫌われたんだよ」
と肯定する必要もありません。
ここは、とても大切だと思っています。
たとえば、
「先生の声がいつもより怖かった。私、怒らせたかも」
と言ったなら、
「声がいつもと違って聞こえたんだね」
と気持ちは受け止める。
そのうえで、
「でも、あなたに怒っていたかどうかはまだ分からないよね」
と一緒に整理する。
感じたことは大事にする。
でも、感じた=事実にはしない。
この練習ができると、
不安に全部飲み込まれにくくなっていきます。
「友達の返事が冷たかった」
と言われた時も、
「気にしすぎだよ!」
で終わらせるのではなく、
「眠かったのかもしれないね」
「何か別のことで嫌なことがあったのかも」
「急いでいた可能性もあるよね」
と、ほかの可能性を一緒に探してみる。
すると、
「相手の態度が違う=私が悪い」
だけではないことを、少しずつ知っていけます。
相手の機嫌まで、全部自分の責任にしなくていい。
これは子どもだけでなく、
大人にも大切なことかもしれません。
4人の子どもを育てていると、
本当に同じきょうだいでも全然違うと感じます。
同じ出来事が起きても、
すぐ忘れる子もいれば、ずっと心に残る子もいる。
人の言葉をそのまま受け取れる子もいれば、
その裏側まで考えてしまう子もいます。
四柱推命や西洋占星術、九星気学などで性質を見ても、
感じ方や人との距離の取り方はそれぞれ違います。
だから私は、
「もっと強くなってほしい」より、
「この子はどう感じる子なんだろう?」
と考えることを大切にしています。
繊細さをなくすのではなく、
その繊細さを持ったまま、
どうしたら少し生きやすくなるのか。
その方法を一緒に探していけばいいのだと思います。
お子さまとの関わり方や、
その子の個性に悩んだ時は、
一緒に「その子らしさ」を見つけていきましょう。
ほしよみ堂 中野店で、お待ちしております🍑



