「転ぶこと」はデータと経験の獲得。 晴空 蘭稀
人生で失敗や挫折を経験したとき、心に響くのが「七転び八起き」という言葉ではありませんか?
何度倒れてもそのたびに立ち上がる姿勢を表す四字熟語として知られていますが、この言葉の本当の深さは「ただ起き上がる回数」にあるのではありません。
多くの人は「転ぶ=失敗=マイナス」と捉えがちです。しかし、転ぶという現象は決して無駄でも後退でもありません。
歩こうとしなければ、転ぶことすらできません。何か新しいことに挑戦し、前に進もうとしたからこそ、足元の石ころに躓いたのです。
つまり、転んだという事実は
「自分が前進しようとした証拠」
さらに言えば、転ぶたびに私たちは貴重な学びを得ています。
「この道には滑りやすい石がある」
「急いで走ると体勢を崩しやすい」
「重心を低く保てば倒れにくい」
一度転ぶことで、次に同じ道を通るときに回避する方法や、受け身の取り方を覚えます。
倒れた経験のない人は、一見すると順風満帆に見えますが、大きな壁にぶつかったときに立ち直る術を知りません。
転んだ経験が多い人ほど、しなやかで強いメンタリティを身につけていけるのです。
倒れている時間も、
次のステップへの準備期間と捉える事が出来るかどうかが大切。
立ち上がることが大切だとは言っても、転んだ瞬間に「すぐに起き上がらなければ」と焦る必要はありません。
倒れて地面に伏している時間は、呼吸を整え、周囲の状況を観察し、次にどう足を踏み出すかを考えるための大切な時間です。
「七転び八起き」の精神とは、休まずに起き上がり続けることではありません。
「どんなに時間がかかったとしても、最終的にまた自分の足で立つことを諦めない」という意志のことです。ゆっくり息を整えてから膝に力を込めれば、それで十分なのです。
今、もしあなたが人生の途中で転び、痛みに耐えている最中だとしたら、思い出してみてください。
あなたはすでに生まれてから一度、自分の力で立ち上がった経験を持った人。
これまでに何度転んだとしても関係ありません。大事なのは、倒れた回数ではなく、
「最後にもう一度起き上がったかどうか」です。
転んだ経験はすべて、あなたをより賢く、より強くするための糧になります。焦らず、自分のペースで土を払い、もう一度足元を踏み締めていきましょう。
その8回目の立ち上がりが、あなたをまた一歩、新しい景色へと運んでくれるはずです。
それでも苦しい時は私に会いに来て✨
ほしよみ堂、中野店
晴空 蘭稀(せいくう らき)
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