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【正願寺リヨン】寂しかったのは、一人だからじゃなかった。

「なんか・・・寂しいんです。」

彼女はそう言ったあと、

少し困ったように笑いました。

 

「でも、おかしいですよね。

私、一人じゃないんです。」

 

夫がいる。

子どももいる。

友達もいる。

職場に行けば、

毎日誰かと話している。

休日には家族で出かけることもある。

友達とランチをすることだってある。

 

決して、

一人ぼっちではありません。

 

それなのに。

夜になると、

どうしようもなく寂しくなることがある。

 

家族が寝たあと、

一人でリビングにいる時。

 

ふと、

胸の奥にぽっかり穴が空いたような感覚になる。

「何が寂しいんでしょうね。」

彼女はそう言いました。

 

「自分でも、よくわからないんです。」

 

私は彼女の四柱推命の命式を見ながら、

普段の人間関係について聞いていきました。

 

「悩みがある時は、誰かに話しますか?」

 

彼女は少し考えてから、

「まあ、友達には話します。」

と答えました。

 

「どんなことを話しますか?」

「夫の愚痴とか、仕事のこととか。」

 

「じゃあ、本当に苦しい時は?」

 

そう聞いた瞬間、

彼女は黙りました。

 

しばらくして、

笑いながら言いました。

 

「本当に苦しいことは……

あまり言わないですね。」

 

「どうしてですか?」

 

「心配させたくないから。」

 

迷惑をかけたくない。

重たいと思われたくない。

 

せっかく会ったのに、

暗い話をしたくない。

 

だから、

いつも笑って話す。

 

「大丈夫だよ。」と言う。

 

夫にも、

子どもにも、

友達にも。

 

そして、

誰にも見せないまま、

一人になった時だけ泣く。

 

私は彼女に聞きました。

「じゃあ、本当のあなたが

苦しいことを知っている人はいますか?」

 

彼女は、

すぐには答えませんでした。

 

長い沈黙のあと、

小さく言いました。

「……いないかもしれません。」

 

その言葉を口にした瞬間、

彼女自身も驚いたような顔をしました。

 

夫がいる。

子どもがいる。

友達もいる。

毎日たくさんの人に囲まれている。

 

それなのに、

本当の自分を知っている人が、

一人もいなかった。

 

彼女が寂しかった理由が、

少し見えた気がしました。

 

人は、

一人だから寂しいとは限りません。

 

たくさんの人に囲まれていても、

孤独になることがあります。

 

笑っている自分しか見せられない。

頑張っている自分しか見せられない。

優しい自分しか見せられない。

「大丈夫な私」でい続ける。

 

すると、

人とのつながりはたくさんあるのに、

心だけが一人になってしまうことがあります。

 

彼女は言いました。

「私、ずっと“聞く側”

だったかもしれません。」

 

友達の悩みを聞く。

夫の仕事の話を聞く。

子どもの話を聞く。

職場でも相談される。

 

誰かの気持ちを

受け止めることには慣れている。

 

でも、

自分の気持ちを

誰かに受け止めてもらうことには、

慣れていなかったのです。

 

私は彼女の命式から見える、

人との関わり方や、

本来持っている性質についてお話ししました。

 

そしてタロットを通して、

今の彼女の心が求めているものを

一緒に見ていきました。

 

すると彼女は、

ぽつりと言いました。

「私、一人に

なりたくなかったんじゃなくて……。」

 

少し間を置いて、

続けました。

 

「誰かに、本当の私を

知ってほしかったのかもしれません。」

 

その言葉が、

とても印象に残りました。

 

寂しい時、

私たちは人を求めます。

 

恋人がいれば。

結婚すれば。

友達が増えれば。

誰かと一緒にいれば。

 

この寂しさはなくなると思う。

 

でも、

人が増えても、

寂しさが消えないことがあります。

 

なぜなら、

本当に欲しかったのは、

「誰かがいること」

ではなく、

 

「誰かにわかってもらえること」

だったからです。

 

もちろん、

すべてを誰かに話す必要はありません。

無理に弱さを見せる必要もありません。

 

でも、

いつも「大丈夫な自分」だけで生きていると、

本当の自分が置き去りになってしまいます。

 

「本当は疲れている。」

「本当は寂しい。」

「本当は怖い。」

「本当は助けてほしい。」

 

そんな気持ちも、

あなたの一部です。

 

弱いから感じるのではありません。

ちゃんと生きているから、

感じるものです。

 

鑑定というと、

「未来を当ててもらう場所」

というイメージがあるかもしれません。

 

もちろん、

四柱推命でこれからの運気を見たり、

タロットで人間関係や

未来の流れを見たりすることもできます。

 

でも私は、

鑑定にはもう一つ、

大切な役割があると思っています。

 

誰にも言えなかったことを、

言葉にできる場所になること。

 

「こんなこと言ったら変かな。」

「こんなことで悩むなんて贅沢かな。」

「もっと大変な人もいるし。」

 

そんなふうに、

ずっと飲み込んできた気持ちを、

一度外に出してみる。

 

それだけで、

自分でも気づいていなかった

本音が見えてくることがあります。

 

鑑定が終わる頃、

彼女は言いました。

 

「今日、こんな話を

するつもりじゃなかったんです。」

 

そして、

少し照れたように笑いました。

 

「でも、誰かにちゃんと

聞いてもらったの、久しぶりかもしれません。」

 

私は、

それも鑑定の価値のひとつだと思っています。

 

答えが出なくてもいい。

すぐに人生が変わらなくてもいい。

 

まず、

自分の気持ちを自分が知ること。

 

そこから、

少しずつ何かが変わり始めます。

 

もし今、

人に囲まれているのに寂しい。

家族がいるのに孤独を感じる。

誰かと一緒にいても、

心が満たされない。

そんな気持ちがあるなら、

「もっと誰かとつながらなきゃ。」

と考える前に、

少しだけ自分に聞いてみてください。

 

私は、本当の気持ちを

誰かに話せているだろうか。

 

もしかすると、

あなたが求めているのは、

たくさんの人ではないのかもしれません。

 

たった一人でもいい。

「大丈夫じゃない私」を、

そのまま見せられる場所なのかもしれません。

 

寂しかったのは、

一人だからじゃなかった。

 

本当の自分が、

ずっと一人だったから。

 

もし一人では、

その気持ちをうまく言葉にできない時は、

四柱推命やタロットを通して、

あなたの心の奥にある本音を、

一緒に整理していくこともできます。

 

占いは、

未来を知るだけのものではありません。

 

ずっと誰にも見せられなかった自分に、

自分自身が気づくために使うこともできます。

 

必要な時は、

正願寺リヨンまで

お話を聞かせてくださいね☆

 

中野の迷子回収人

正願寺リヨン☆

 

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