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【正願寺リヨン】手放せなかったのは、彼じゃなかった

「先生、彼を忘れたいんです。」

彼女はそう言って、

少しだけ笑いました。

 

でも、その笑顔は、

どこか無理をしているように見えました。

 

こんにちは☆

正願寺リヨンです。

復縁のご相談は多いです。

今日は視点を変えた鑑定の一例を

アップさせていただきます。

 

別れてから、もう一年。

連絡はほとんど取っていない。

SNSも見ないようにしている。

 

友達からは、

「もう次に行きなよ。」

と何度も言われたそうです。

 

彼女自身も、

頭ではわかっていました。

もう終わった恋だということを。

 

それでも、

忘れられない。

夜になると、

ふと思い出す。

 

一緒に行った場所。

何気ない会話。

彼が笑った顔。

 

「あの時、違う言葉を言っていたら。」

「あの時、もっと素直になれていたら。」

 

何度も、

過去の中に答えを探してしまう。

 

「復縁したいんですか?」

私がそう聞くと、

彼女は少し考えてから答えました。

「……わからないんです。」

意外な答えでした。

 

「戻れるなら戻りたい気もする。

でも、本当にもう一度付き合いたいのかって聞かれると……。」

 

そこで、

言葉が止まりました。

 

私は四柱推命で彼女自身の性質や今の運気を見ながら、

タロットで彼との関係や、

今の彼女の心を見ていきました。

 

そして、

いくつか質問をしました。

「彼と一緒にいた頃、

どんな未来を想像していましたか?」

 

彼女は、

少しだけ表情を変えました。

 

「結婚すると思っていました。」

「いつか一緒に暮らして。」

「子どもができて。」

「普通に家族になるんだと思っていました。」

話しているうちに、

彼女の目に涙が浮かびました。

 

そして、

ぽつりと言ったのです。

 

「私……。」

少し間を置いて、

こう続けました。

 

「彼を忘れられないんじゃないのかもしれません。」

私は黙って、

続きを待ちました。

 

「彼と叶えるはずだった未来を、

諦められなかったのかもしれません。」

その言葉を聞いた時、

彼女がずっと手放せなかったものが、

少し見えた気がしました。

 

彼ではなかった。

彼と結婚する未来。

彼と家庭を作る未来。

「あの人となら幸せになれる。」

そう信じていた、

未来の自分だったのです。

 

人は時々、

誰かを忘れられないのではなく、

 

その人と叶えるはずだった

 未来を忘れられないことがあります。

 

「あの人と結婚していたら。」

「あの時、別れていなかったら。」

「もっと違う自分だったら。」

 

失ったのは、

一人の人だけではありません。

 

その人と一緒に描いていた、

まだ存在していない未来も、

同時に失ったように感じるのです。

 

だから、

苦しい。

 

そして、

簡単には手放せない。

 

恋が終わったことは理解できても、

「こうなるはずだった人生」

まで諦めるには、

時間が必要なのです。

 

私は彼女に、

これからの運気の流れや、

新しいご縁についてお話ししました。

 

でも、

一番伝えたかったのは、

「次の人が現れますよ。」

ということではありませんでした。

 

彼と叶えられなかった未来が、

あなたの幸せのすべてではない。

ということです。

 

結婚する未来も。

愛される未来も。

家庭を持つ未来も。

彼とでなければ叶わないわけではありません。

 

そして、

もしかすると、

あなたがまだ想像していない幸せもある。

彼女はしばらく黙っていました。

そして、

小さく言いました。

 

「私、彼がいないと幸せになれないと

思っていたのかもしれません。」

 

それは、

彼への愛だけではなかったのだと思います。

 

彼を失った瞬間に、

自分の幸せな未来まで失ったように感じていた。

 

だから、

前へ進むことが怖かった。

 

彼を手放すことが、

幸せを諦めることのように感じていたのです。

 

でも、

違います。

 

ひとつの恋が終わっても、

あなたの未来まで終わったわけではありません。

 

描いていた未来が叶わなかったとしても、

人生には、

まだ描いていない未来があります。

 

鑑定というと、

「復縁できますか?」

「彼はまだ私を好きですか?」

「いつ連絡が来ますか?」

そんな答えを聞く場所だと思われるかもしれません。

 

もちろん、

タロットで相手の気持ちや関係性を見たり、

四柱推命でご縁やタイミングを見たりすることもできます。

 

でも私は、

それだけが鑑定ではないと思っています。

 

なぜ私は、

この人を忘れられないのだろう。

 

なぜ終わった恋に戻りたくなるのだろう。

私は本当は、

何を失うことが怖いのだろう。

 

その答えは、

自分一人ではなかなか見つけられないことがあります。

 

「彼を忘れなきゃ。」

そう思えば思うほど、

彼のことばかり考えてしまう。

 

でも、

無理に忘れる必要はないのかもしれません。

 

大切なのは、

忘れることではなく、

なぜ手放せないのかを知ること。

 

そこに気づいた時、

止まっていた時間が、

少しずつ動き始めることがあります。

 

鑑定が終わる頃、

彼女は言いました。

「忘れなきゃって、ずっと思っていました。」

そして、

少し笑って続けました。

 

「でも、忘れなくてもいいのかもしれませんね。」

私は、

そうだと思います。

 

大切だった人を、

無理に消す必要はありません。

 

一緒に過ごした時間も。

愛した気持ちも。

幸せだった記憶も。

全部、

あなたの人生の一部です。

 

ただ、

過去を大切にすることと、

過去に住み続けることは違います。

 

思い出を持ったまま、

前へ進んでもいい。

 

彼との未来を手放しても、

あなたの幸せまで手放す必要はありません。

 

もし今、

忘れられない人がいるなら、

「どうすれば忘れられる?」

ではなく、

一度、自分に聞いてみてください。

 

私は本当は、何を手放せないんだろう。

 

彼でしょうか。

思い出でしょうか。

愛された自分でしょうか。

それとも、

彼と叶えるはずだった未来でしょうか。

 

その答えが見えた時、

あなたの時間は、

もう一度動き始めるのかもしれません。

 

もし一人では答えが見つからない時は、

四柱推命やタロットを通して、

相手とのご縁を見るだけではなく、

あなたの心が本当に手放せずにいるものを、

一緒に整理していくこともできます。

 

占いは、

過去に戻るためだけのものではありません。

 

過去を抱えたままでも、

 もう一度未来を向くために使うこともできる。

 

「彼との未来」ではなく、

これからは、

「あなた自身の未来」を見に来てください。

 

必要な時は、

正願寺リヨンまでお話を聞かせてくださいね。

 

中野の迷子回収人

正願寺リヨン☆

 

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