【桃季弥生】夫婦は、何度でもやり直せる。
「この人には、何を言っても伝わらない。」
夫婦で過ごしていると
一度はそう思ったことがある方も多いのではないでしょうか。
実は私も、その一人でした。
私は20歳で結婚しました。
きっかけは共通の趣味。
そのままほぼ勢いのまま結婚しました。
家を購入し、4人の子どもにも恵まれ、
専業主婦として子育てに専念する毎日。
周りから見ると順風満帆に見えていたかもしれません。
でも、現実はそんなに甘くありませんでした。
当時、両家の実家は飛行機で行く距離。
頼れる人は夫だけでした。
とはいえ、夫は仕事が忙しいときが多く
年齢とともに責任も増えていき
だんだんと仕事に重きをおくように。
私は家事と育児を一人で担う毎日でした。
子どもが3人、4人と増えるにつれ
自分の時間はほとんどなくなりました。
もちろん生活を支えてくれていることには感謝していました。
でも、正直に言うと
私だって少しは息抜きしたい…
そう思う日もたくさんありました。
そんなある日、高校時代の友人の結婚式がありました。
結婚してから初めて
夫へ4人の子どもをお願いして
夜出かけることになったんです。
久しぶりに友人たちと会い
お酒も楽しみながら
2次会まで参加させてもらい
本当に楽しい時間でした。
「今日はありがとう。」
そんな気持ちで終電前に帰宅すると…
家の中は、まるで台風が通り過ぎたあと。
床にはおもちゃや脱ぎっぱなしの服。
ダイニングテーブルやシンクには洗い物が山積み。
そして夫は、ソファで気持ちよさそうに眠っていました。
一番上の子は、まだ起きています。
思わず、「えぇーーー!」と声が出ました(笑)。
料理は作ってくれていました。
でも、片付けはそのまま。
私にとっては「料理をしたら片付けまで」が当たり前。
元々、料理は好きな夫でしたが
片付けはほぼしようとしないため
何度も口酸っぱく言っていました。
でも夫にとっては
料理を作ったら終わり
だったんです。
当然、大喧嘩になりました。
そして私は、
「この人には、何を言っても伝わらない。」
そう思ってしまいました。
転機が訪れたのは一番下の子が幼稚園へ入園し
私もパートを始めてからでした。
仕事を始めてみると
今まで見えていなかった景色がありました。
時間に追われること。
責任を持つこと。
一つのことだけではなく、何人ものことを同時に考えながら動くこと。
働いて初めて
仕事にも仕事の大変さがあるんだ
と実感したんです。
そして、ちょうどその頃にコロナ禍となり
夫も以前より家にいる時間が増えました。
そこで、ようやく夫婦でゆっくり話す時間が持てるようになりました。
私は、家事と育児を同時にこなす大変さを伝えました。
夫は、仕事で抱えていた責任やプレッシャーを話してくれました。
発達に特性のある子どもとの関わり方についても
一緒に考える時間が増えました。
少しずつ、本当に少しずつですが
夫も変わっていきました。
食べた食器を下げるようになり、
料理をしたら片付けまでしてくれるようになり、
家事や育児に目を向けてくれるようになりました。
話し合うことを諦めなくてよかった
今振り返ると、
夫は仕事の責任を一人で抱え、
私は家事と育児を一人で抱えていました。
どちらが大変だったかではなく、
お互いが、お互いの大変さを知らなかった。
それだけだったのかもしれません。
夫婦は、違う環境で育ってきた二人です。
だからこそ
最初から分かり合える方が珍しいのかもしれません。
でも、何度でも話して
何度でも歩み寄ることはできます。
私は、夫婦は何歳からでも、
何年目からでも変われると思っています。
夫婦の悩みは、身近な人ほど相談しにくいもの。
「こんなことで悩んでいるのは私だけかな。」
そんなふうに感じている方もいるかもしれません。
でも、一人で抱え込まなくて大丈夫です。
私自身も、たくさん悩み、
迷いながらここまで歩んできました。
だからこそ、
あなたのお話も否定せずにお聞きしたいと思っています。
まずは、ご自身の気持ちを整理するところから始めてみませんか?
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